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ハナもも


ハナもも

ザクロは暖地性のものであり、寒気は避けた方が良く、植え替えも茅が動いて桜の終わった頃に行なった方が艮い。
早めの植え替えや、冬揚の水切れ等が原因で.茅出し不良となりやすい。
ついには枯死に至ることもあり要注意である。
この対策として面白い方法で「樽伏せ」、という先人の智恵がある。
地面に鉢ごと入る深さの穴を掘り、そこに入れて、充分に霧をかけ、その上に樽を伏せるのであるが、地温と湿度によって無事に芽を出してくれるのである。
なお、ザクロの変わった点は、根元に細根が出ず締まらなく植え替えの際.根土が崩れやすいので根元に土の隙間を作らぬよう注意が必要で、さらに太根の切除は斡のやけ込みにつながることもあり、太根、太枝の切り込みは要注意である。
用土は赤玉小粒が7、腐葉土が3。
全盛時代には荒木田が最良とされたが理在は入季難。
入手が可能であれば赤玉より埴土ならなお良い。
茅つみほ新芽の先端に蕾をつけるものあり春先の茅つみほやめる。
盛夏の頃、花の終わりを待って樹形を作りながらの剪定をする。
針金かけほ花後の剪定と同時に行なうことが合理的である。
この木の待性として捩幹に現れるように、すべてが左捩れなので逆らわぬよう、針金も左巻きを心がけることが安全である。
ボンサイ見どころ、 前回に引きつづき、ボンサイの樹姿を構成する基本となる見どころを解説していきます。
前回は根張りと立ち上がりについてでしたが、今回は幹と樹芯について解説します。
幹は なんといってもボンサイで一番大切なところは幹です。
幹のよしあしこそボンサイ美を決める第一要素であり、樹形の基本をなすものです。
コケ順がよい ごく一般的に、幹は根元から上にいくにしたがって、タケノコ状に次第に細くなるのがよいとされます。
そのことをボンサイ界では「コケ順がよい」といっています。
老大樹の姿を理想とするボンサイでは、威厳や迫力といった点で、樹齢を経た太幹物が好まれます。
しかし、太い幹がすべてよいというわけではあ要です。
樹全体のプロポーションから見たときに美しく、生命の躍動感があればそれでよいのです。
樹高との対比において、幹は太いほうがよいのか細いほうがよいのかは、根張り、枝、葉など全体との調和の具合で決まるものです。
その樹が老樹の姿をよく表現しており、老樹としてのたたずまいや趣が感じられるものであるなら、幹は太くても細くてもよいのです。
幹模様 幹の曲がったさまを幹模様と呼びます。
直幹は別として、一般的にいわゆる一本調子でなく、いかにも自然になだらかな曲線を描くものが美しいとされています。
「鍋づる曲がり」「弓状曲がり」と呼ばれる単調な曲線で、はずみのないものや、直線的にも見える太屈趣るものでなければ良い幹模様とはいえません。
幹肌 老大樹の趣を表出するためには、さらに幹肌が古びて荒れがくるほどよいといえます。
また、樹齢が加わることによって、肌の色艶が出てくるものは美しく、サルスベリ、ブナ、ヒメシャラ、カリン、ソロなどが挙げられます。
そのほか特殊な幹肌のものに、「荒皮性」「錦性」「いぼ幹」などがあります。
丸幹 幹は基本的には傷のない丸幹が良いとされています。
したがって、針金が幹肌に深く食い込んだ跡がはっきり残っているものなどはよくありません。
一方、幹がなかば朽ちて白骨化した「舎利幹」は、いかにも悠久の時の流れを物語るかのような深い趣を感じさせます。
樹芯 樹の生長点で、幹の先端になるところを樹芯と呼び、その付近全体を樹冠とも頭とも呼びます。
あらゆる草木は自分の生長のためにそれぞれ最善を尽くす姿で生きているものです。
よって、樹芯はいわば、草木の生命力の象徴でもあります。
ですから、活力溢れたものであってほしいわけで、芯が折れていたり、あっても貧弱なものではボンサイとして喜ばれません。
また、樹芯の枝葉が茂り過ぎて大きくなり過ぎると、頭でっかちで重たい感じになり好ましくありません。
樹芯は樹全体の姿とほどよくバランスをとるように工夫する必要があります。
なお、ボンサイの場合、樹芯は心もち正面に傾けておくのが原則です。
樹芯が後ろに逃げてしまうように感じられては、全体の力というものを統一することができません。
結果的には、樹芯が気にならない ものになれば、それでよいといえるでしょう。

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