TOPへ戻る  >   戻る

ハナもも


ハナもも

病原体を区分する。
つい先日、ネズミサシの枝枯れ病が発生した樹がもちこまれた。
そこで、その病気の樹をモデルにして考えてみたい。
まず、病気を知るためには病原菌のことを知らなけれぱならない。
植物に病気を発生させる病原体.病原菌・微生物などは、だいたい次ぎのように分けられる。
@ウイルス(VirUS)。
非常に小さいので、濾過性病原体と呼ばれた時代もあった。
景近ではエイズ(AIDS)の病原体として、悪名が高く一般に知られるようになったが、植物の病気としては、モザイク(梅の新葉や、トマ十などが、縮れるもの)の病原体がある。
これは、あまりに小さいので、病原菌の中には含まれず、別に病原体として扱われている。
A細菌(さいきん)。
多くの動植物に加害するバクテリアをいう。
身近なものでは、赤痢菌・コレラ菌などが知られている。
B菌親(きんるい)。
病害虫を起こす微生物のうち、黴(かび)の伸間を菌類と呼び、細菌とは別に扱っている。
Cその他。
その他のものでは、AにもBにも入らないものに、線虫類(せんちゅうるい)がある。
一流のボンサイ展などで、名品、優品といわれる作品を見学すると、まるで違った世界のものを見せられているような気がして、彼等と白分の培養技術の差にどうにも埋められない隔たりを感じてしまう。
ボンサイのプロといわれるような人達と、趣味家といわれるアマチュアとの間にはどのような技術の差があるのだろうか。
また、その違いはどのようにして生じるのだろうか。
ずっと以前から考えてきた問題である。
勿論プロのようなアマもいるだろうし、その逆もあるだろう。
どちらとも区別できない人も数多くいるに違いない。
けれども世間一般には、あの人はプロだ、この人はアマだといわれると、それでなんとなく納得してしまうのだ。
三目葉としての概念では、プロは職業としてそれで収入を得ている人、アマは職業としていない人、というのが一番分かりやすい。
しかしよく考えてみると、果たしてそれが適切な分類基準なのかどうかは甚だ疑問である。
たとえば、マルチ型の才能をもっている人では、何が職業で何が趣味なのか区別のつけようがない。
よく知られているように、油絵から芸術活動をスタートし、版画ではベネチア・ビエンナーレ展の大賞を受賞し、版画家としての地位を確立したが、後年は作陶も手がけて風化の美を表現して有名になった。
また文学作品としては、『エーゲ海に捧ぐ』で芥用賞作家となり、それを映画化して監督業までこなす多才ぶりであった。
こんな人は何が本職なのか、恐らく自分でも分からなくなってしまうのではないだろうか。
ましてや、どの分野で収入を得ていたかなどということは、他人には皆目見当がつかない。
プロかアマかを区別することはナンセンスな話になってしまう。
こうして考えてみると、プロだアマだと特別に分ける必要はないのかもしれない。
けれどもプロ作家とか業者とかいわれる人達の作品や作風は、明らかに素人のそれとは異なった風格をもっている。
私の技術などでは、はるかに年若い専門家の足元にも及ばない。
やはりプロとアマは違うのである。
その違いはどこからくるのであろうか。
永い間納得のいく答えが得られなかった。

お好み  TOPへ > 戻る
ペットの抜け毛取りブラシ ピロコーム   ピロコームとは  Philocomb  
inserted by FC2 system