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ハナもも


ハナもも

いま述べたように、山採りのネズミサシは金部枝枯れ病にかかっていると考えられるが、これを根治することはほぼ不可能である。
問題はどうしたら発病を防ぐか、あるいは最小隈度に抑えるかにある。
生理の基本から考える。
誤った考え方。
趣味者(趣味者に隈らず、業者も実際は大塞ないが)の多くと付き合っていると、植物生理の基本を知らな過ぎると思う。
そうした申で特に指摘したいのは、肥料吸収の過程である。
講習会などで講義する場合、私はあまり肥料のことを話さない。
それは、植物生理の基本を知らなければ、肥料のことを話しても意味がないからである。
その典型的な例が、「作、芽出し前にやる肥料を、芽出し肥、疋(めだしごえ)と呼ぶ」という言葉に、端的に現れている。
この。
己襲は、(根から扱った肥料が、即蒔に栄養となって、芽や茎を成長させる)と患っているところに、誤リの元があるのである。
寒グミの小品は人気が高く、小晶ボンサイ家ならば棚場に1鉢はあるもの である。
挿し木や取り木から仕立てた紬幹の持ち込みは風情があり、初心者にもベテランにも熱中する人が多い。
太幹の寒グミの小品は少々難しい分野で、鉢で永く持ち込んでも太くなりにくい。
いわゆる短幹・太幹の寒グミはありそうでごく少ない素材なのである。
自分で山採りしてきた寒グミの素材は94年ごろのことである。
足元に1曲ある太幹で径約5p。
山ではかなり年数を経た樹と思われるが、このように立ち上がりの面白い樹を採取したわけである。
寒グミの古幹の挿し木は難しいとされ、このあたりが小品の太幹樹の少ない理由と考えられる。
掘り上げて活着後2年ほどのものである。
5月では素材を斜幹に傾けて植え付咳ボンサイ化にとりか穿智隷.二る。
幹径の印象は手で示した寸簾糠,紬お判りいただけるだろう。
仕上瞭健・はあと数年を要するが、約2年で稜の基本形ができ、半懸崖樹として注目される樹へと変貌したようである。
ズミは小品の、この樹種のなかでも有数の作品と考えられている。
愛好家が棚場で永く持っていたと伝えられ、当時から様子を知る入から注目を集めていた作品である。
入手して4〜5年。
前持ち主が手離したのは実がつかなかったためである。
ズミの幹が荒れるようになるのが大変で、若樹からでは長い時間が必要。
ズミは細く、縦縞が入るように荒れており、小品ではあまり見かけない。
コレクターが眼の色を変える素材だが、日本中でも数は多くない逸品のひとつ。
ズミの樹勢の強い部分の枝を折り、基部に花芽をつける作業。
庭植えのズミは走り枝が伸び、その基の短枝が多くなってそこに結実する。
ボンサイでは締めると結実しにくい。
仕上がりの高さは18pの予定。

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