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ハナもも


ハナもも

この樹皮の損傷は、台風や落石などによることもあるが、「カミキリムシ」の喰害によることが多いという。
この樹皮の傷ロから侵入した枝枯れ病菌は、形成層(樹木の木質部と皮との境の部分)に沿って繁殖して樹木に加害する。
このように樹皮の下で繁殖するため、外部からの胃薬剤散布』はあま り効果がない(まったくということ ではない)。
菌勢は余り強くなく、一挙に樹木 全体を枯死させることは少ない。
一度発生して、樹木を弱らせると収束ではないが、その繁殖は小さくなリ、樹木が樹勢を回復すると、また発生するというような経過を繰リ返す。
ネズミサシには天然の神・舎利が立派なものが多いが、それはすべて『枝枯れ病の羅病』によってできたものと考えられる。
このように、枝枯れ病菌は、立派な神・舎利を作るに寄与したものだから、天然の神・舎利のあるネズミサシは、um%枝枯れ病に罹病している ものと考えねばならない。
ここでは茶とウメモドキを紹介したい。
茶は在来種の茶の樹である。
90年ごろの作で、根伏せによる方法。
茶の樹はボンサイに多くありそうで少なく、小品の味のある樹もあまり見かけない。
掘り上げた茶の樹の根の曲のある1部分の利用である。
自然に振れ、1回転したような根の部分を、足元として構想したものである。
茶は実生苗も含めて(挿し木ではよけい)立ち上がりが直線になりやすい。
根伏せの可能性が高いならば、趣味家も挑戦してみる気になるだろう。
管理は春の芽は6〜7月まで伸ばし放し。
ここで切り込み、基を針金で曲付けする。
2番芽が次に吹く秋まで再び伸ばし放しにする。
秋に行う2度目の切り込みと針金掛けによって、形を作っていくのである。
注意点は病害虫.ご柄気がよく出るので、赦布(ランネート、ベンレートなど薬品を変えながら病気、虫が耐性を作らないようにする)を充分に。
ウメモドキは大型の小品からの改作。
頭部を飛ばし、模様樹だった樹形のーの枝を左に伸ばし、印象を変えている。
この差し枝風の枝の作りに注目していただきたい。
写真ではやや判かりにくいのだが、太幹で単幹の灰色の幹によく合う流れとなっている。
上下に強く振れたり、あっさりと伸ばしていくバランスも参考になるだろう。
幹の右側の枝は短く庭木の新梢の曲付けした素材から仕立てた作品を紹介したい。
文字通りただグニャグニャと曲げた1本の枝から、約10年で作り上げている。
その最初の姿。
約2年枝である。
曲の基部のコブのような部分が、現在の立ち上がりから折れ曲がる太い幹である。
その後根接ぎ、呼び接ぎなどをして、現在の足元の座は舫p。
モミジ作りのなかでも傑作のひとつ。
作出の記録としても極めて珍しい、技術的な積み重ねで作られている。

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