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ハナもも


ハナもも

晩夏から初秋(8月下旬ー9月中旬)は、樹木が栄養蓄積期に入るときで、葉面積の変化の影響の最も大きい時期である。
したがって、この時期の整枝・勢定は最も危険であるから、絶対に避けなけれぱならない。
副 病順菌の活動めところで述べたように、枝枯れれ病〓の飛一生している樹木に肥料を施すことは、病賊め蔓廼をうながす恐れがあるから、避けなけれぱならない。
施してある肥料は取り除く。
また、ね詰まりしている場合いは「時期が良ければ」械え替えて、水の透過と排氷や乾きを良くして、肥料分のない状態で租が健奄に活動できるようにする。
(かつて枝粘れ病の発生したネズミサシを、根洗いしたのを兄たことがある。
私はこの場へu、根洗いの効艇のほどは分からないが、肥料を除去することに効果は騰ると思う。
) 薬剤の効果であるが、股植れ病薗は、樹皮の下形成層で活動するかち、薬剤によって防除することは、困蠍というよ12、不可能に迂い。
では、薬剤散布はまったく無効果かといえばそうともいい切れない。
ピラカンサは常緑樹で寒さにも強く園芸品も多い。
中国南西部から南欧の原産である。
垣根などでも利用される、ごく一般的な樹種である。
実生樹も鳥の運んだ白生樹が、崖や山地に生えることがあり、半ば山採りのような素材も採取が可能である。
挿し木、取り木、実生が簡単な樹である。
このごく普通の素材であるピラカンサも、ボンサイ樹として見ると全く別の姿となる。
ありふれた樹種であるが、なかなかに面白い素材なのである。
見どころのポイントとしては、第1に好樹が少ないこと。
つまり素材作りの穴場のひとつなのである。
園芸種も数多いが、ボンサイとしては赤実種、黄実種の2タイプが普通。
その他実生の変異や園芸種の利用もあり、葉の形(丸葉〜細葉)、つやなど変化も多い。
この他、タチバナモドキと呼ばれる野性味のある種も有望。
黄実のピラカンサが幹の荒れ方もよく、古木感が出るとされていた作品が可能で、さほどの差はない。
要は樹形や素材作りの第1歩である骨格で、良し悪しが決まると考えてよいだろう。
ここでは2タイプのピラカンサの素材の取り木を紹介していきたい。
@は畑作り約5年。
3年程度でも可能と考えられている。
写真の姿で45p。
根上り樹形である。
立ち上がりから何本かに分かれているあたりまでが根の部分。
この姿を見ると誰にでもできそうであるが、これまでになかった素材。
畑作りのベテランが工夫して作出した面白い構成である。
挿し木苗の根をさばき、畑に植えつけてから根を上に出して作ったものと考えられる。
根上がりの上部、幹の基部がまたボンサイ愛好家の眼をひきつけるような曲になっている。
短い距離でしぼれたり逆に返ったりしている。
細い1年枝の時に、グニャグニャに曲げて押さえ込んだものらしい。
これが畑作りで太らせた間に味となっている。
ピラカンサの畑作り作品で、ボンサイ樹としての優れた作品が少ない理由として、傷が巻きにくいことが挙げられる。
太枝を走らせたり、中心枝をズバリと切ると大きな傷が残る。
これを鉢上げしても巻きにくいのである。
ツルゥメモドキ、クワ、ピラカンサなど好樹がたくさんあって当然と思われる樹種が逆に少ないのは、肥培して切り込む(畑作り)方法では、味のあるボンサイ樹の作出が難しかったからである。
ピラカンサは、畑作りでありながら欠点を解消するようによく工夫されている。
これまでのピラカンサの素材の状況をよく知り、ボンサイ愛好家の興味をひくように細部まで考えて作出したものである。
傷は太らせるため走らせた枝にーケ所程度。
これを捨て枝として、鉢上げの際に切り飛ばしたものだろう。
このような素材を見ると、この樹形がベストという意味ではなく、他'の樹種への影響が大きいと思われるのだ。

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