TOPへ戻る  >   戻る

さくら


さくら

赤松材について浄瑠璃・傾城反魂香には「庄屋の名は産地は岩手、福島、長野、富崎などの各県で、当然のことながら赤松の景勝地を多く持つ地域でもある。
世界に巨を向けると、[口本以上に赤松松兵衛。
若い時にはすまふ(相撲)取り、あか松ぶちわった様に御座有しが、今老松になられて力ももとより下がり松」という一節が見られる。
やはり浄瑠璃・平仮名盛衰記に「年よりせいも大柄に、病(やまい)気なふて、ほんの赤松走らかしたやうに」とある。
往時、"赤松ぶちわったよう""赤松走らかしたよう"とは体格ががっちりしているさま、また、気性がさっぱりしているさま、をあらわした言葉だったのである。
女松と呼ばれ、また盆栽入が赤松に対して抱く文人木のイメージとは全く違う。
事実、木材としての赤松は強健で弾力性があり、樹脂に富むため耐久力にもすぐれている。
古来、建物、船、橋などに多く使われてきた。
奈良時代の木工品などを見ても、白檀、紫檀は別格としても梨、柿、栗、桧、楓などと並んで赤松材が使われてきた。
建材としては柾目の通る杉、桧には一歩ゆずるとしても、実用性という点では極めて高く、農耕具や枕木などでは欠かせぬ木材である。
やせ地にも生え強健で、高30m〜40mにも達する樹種なため、量的にも豊富で、近来はパルプ材としての利用も多い。
国内の赤松材主材というものが利用されている。
ヨーロッパの古いシンフォニーホールには赤松材(西欧赤松)が多用され、最上質の音.響を獲得しているとも聞く。
楽器とも無縁ではなく、ヴァイオリンやピアノの古いものには赤松と他の樹種(楓や杉など)を組み合わせて作ったものがある。

お好み  TOPへ > 戻る
ペットの抜け毛取りブラシ ピロコーム   ピロコームとは  Pet Grooming Tool Philocomb   日曜Vineyards,
inserted by FC2 system