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さくら


さくら

豊富な樹形展開 今日では培養・整姿技術はほぱ確立されたといっても過言ではない。
山採り素材も、松枯れや環境汚染(特に大気汚染]や宅地開発などにより赤松林が壊滅状態 にあるとはいえ、それは林業的見地からの話であって、有用材とは対極にある盆栽用素材に関してはまだまだ豊富である。
過去に探取されたまま棚隅に眠っている鉢数も相当量に達するであろう。
そこで、今日的な意味での赤松盆栽の将来を考えてみると、従来から言われてきた「赤松は文人木」という常識はそれとして、赤松本来の魅力がどこにあるかが聞われねばならないであろう。
赤松は、文人木だけではないのである。
細幹のものが文人木に向くのは当然としても.太幹に迫力ある模様木、人為を超えた捻転する幹をもつ変わり木、禽利を 晒し神を噛む豪壮の幹、あるいは懸崖・株立ち・寄せ植え・石付きにと、赤松の樹形は白由な展開を可能にする。
現にそうした素材や名品も数多いのである。
ただ、現在のところ文人態以外の樹型のつくり方に関しては、黒松の方法・様式を流用するケースが目立つ。
培養法や掛性のみならず、樹型についても一考あって然るべきであろう。
たとえば、幹・枝と葉との調和。
赤松の優しさは、その葉の柔らかさや浅緑(黒松に対して)に最もよく現れる。
それを考慮しての葉の長さ・密度・小枝配りが求められよう。
力強い幹に対しての葉組みと、綱幹で肌荒れた樹への葉組みとは自ずと異なり、そこに赤松の魅力もまた現れるのである。

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