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さくら


さくら

強くなりやすい頂部と、弱い下枝のバランスをとるには、頂部の枝数や強い芽を減らすことと、枝全体に日光と風がよく当たるようにすることが必要です。
とくに小品鉢植えのように鉢の小さなものは、ボンサイそのものの勢力が弱いので、日陰や通風の悪い枝はいつの間にか枯れてしまう運命にあります。
とくに松類は下枝が弱いので、下枝にも充分日光と通風が行き渡るように剪定して、当然頂部の勢力を弱めることが重要になりまは弱い。
根元から出るピコ生えは早めに摘み取り、下枝は強めに勤定してバランスをとります。
空間優美と八ズミについて。
これもお叱りを受けそうですが、あえて言わせていただきます。
ボンサイ全体が逆三角形で左右同形のものが多々見られますが、こうした樹形のものは自然界ではほとんど見られません。
杉やカラマツ、ヒマラヤシーダー、ケヤキなど、樹勢の強いものはこうした樹形になりやすいが、ほかのものは左右異形がほとんどです。
つまり自然界には存在しないものが、鉢植えの形として数多く出回っていることになります。
自然界と遊離した樹形は、誰かが是正すべきではないでしょうか。
空間優美とハズミとは、師であられた故阿倍倉吉氏が残された名言で、「空間にこそ美しさがある」、「空間があれば、残った枝は生き生きと生きる」ということです。
これらのことは躍動感と力強さを表わすもので、左右同形では絶対 ツジ類」は、下枝が異常に強く頭 ものは、穫立して左右同形でなければ杉に見えないので、逆三角形で左右同形が似合うのです。
杉を模様木にして空間を作り、枝を抜いてハズミをつけても杉らしくはなりません。
このようにどこの世界にも例外はつきものですが、ほかの衝種のものは空間を演出するようにします。

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