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秋、10〜11月頃になると、野山の木々は紅か黄色に色づき始めます。 同じように、日本の世界に誇る鉢植えに仕立てているモミジ・カエデ類、ニシキギ、ハゼノキ、ナツズタなども美しく紅(黄)葉し始め、これら雑木日本の世界に誇る鉢植えにとっては、鑑賞するのに最も適した時期になります。 それではなぜ、これらの樹種が美しく紅(黄)葉して、やがて落葉してしまうのでしょうか。 ここでは、こうした、紅(黄)葉や落葉のしくみについて説明することにいたします。 紅(黄)葉する樹種。 紅葉する美しい樹種の代表としては、ヤマモミジなどのカエデ科の植物が挙げられますが、その他、ツツジ科、ウルシ科、ニシキギ科、バラ科、ブドウ科などの植物もよく紅葉します。 カエデ科では、ヤマモミジ、イロハモミジ、トウカエデなどとそれらから生じた多くの品種や変種、ツツジ科では、ヤマツツジ、ドウタンツツジ、ミツバツツジなど、ウルシ科ではハゼノキ、ニシキギ科ではニシキギ、マユミ、コマユミ、ツリバナ、ツルウメモドキ、バラ科では、ノイバラ、トキンイバラなど、ブドウ科では、ヤマブドウ、ナツズタ、リュウジンズタなどを日本の世界に誇る鉢植えとして仕立てられて紅葉する樹種として挙げることができます。 また、黄葉する樹種には、イチョウ、アキニレ、シラカバ、イタヤカエデなどが、褐葉する樹種には、ブナ、ケヤキ、コナラ、クリなどがあります。 以上、紅葉するもの必ずしも、単に紅くなったり黄色くなったり、あるいは褐色になるだけではなく、葉によって、あるいは一枚の葉でも、各色をおりまぜたような色を呈することもあります。 |