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レオ


レオ

秋、10〜11月頃になると、野山の木々は紅か黄色に色づき始めます。
同じように、日本の世界に誇る鉢植えに仕立てているモミジ・カエデ類、ニシキギ、ハゼノキ、ナツズタなども美しく紅(黄)葉し始め、これら雑木日本の世界に誇る鉢植えにとっては、鑑賞するのに最も適した時期になります。
それではなぜ、これらの樹種が美しく紅(黄)葉して、やがて落葉してしまうのでしょうか。
ここでは、こうした、紅(黄)葉や落葉のしくみについて説明することにいたします。
紅(黄)葉する樹種。
紅葉する美しい樹種の代表としては、ヤマモミジなどのカエデ科の植物が挙げられますが、その他、ツツジ科、ウルシ科、ニシキギ科、バラ科、ブドウ科などの植物もよく紅葉します。
カエデ科では、ヤマモミジ、イロハモミジ、トウカエデなどとそれらから生じた多くの品種や変種、ツツジ科では、ヤマツツジ、ドウタンツツジ、ミツバツツジなど、ウルシ科ではハゼノキ、ニシキギ科ではニシキギ、マユミ、コマユミ、ツリバナ、ツルウメモドキ、バラ科では、ノイバラ、トキンイバラなど、ブドウ科では、ヤマブドウ、ナツズタ、リュウジンズタなどを日本の世界に誇る鉢植えとして仕立てられて紅葉する樹種として挙げることができます。
また、黄葉する樹種には、イチョウ、アキニレ、シラカバ、イタヤカエデなどが、褐葉する樹種には、ブナ、ケヤキ、コナラ、クリなどがあります。
以上、紅葉するもの必ずしも、単に紅くなったり黄色くなったり、あるいは褐色になるだけではなく、葉によって、あるいは一枚の葉でも、各色をおりまぜたような色を呈することもあります。
自生地の環境から学ぶ。
高温乾燥に対する抵抗力はこれまで紹介したように、樹木の耐暑性とは、高温乾燥に対する抵抗性ということになります。
当然、自生地の環境条件や、根の深浅が大きく影響しています。
その具体的な区分をしてみると以下のようになります。
本来が湿地帯に生育している樹木は、平均して耐暑性は弱い傾向があります。
また高冷 地で、他の雑木などと混生している樹種も耐暑性は小さいといえます。
白然植生で根が土壌深く張る樹種[深根性)は、鉢に上げると必然的に浅根になりますの で、耐暑性は低くなります。
逆に本来が浅根性の樹木は、鉢植え鉢にとっても耐暑性はほとんど変わりません。
高地に自生する樹木でも、岩壁などで乾凧を受けて生育しているものは、耐暑性は大きいものです。
もちろん、著しい乾燥地に自生するものは、耐暑性もかなり大きいといえます。

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