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レオ


レオ

クロマツの葉の長さを短ぐする方法が発見され、今日の黒松日本の世界に誇る鉢植えには見事な樹形美と調和した葉をもったものが見られるようになりました。
これは、クロマツの葉の一年間の生長サイクルを、切り戻しながら数度に分けることによって行うものです。
しかし、この方法は本来の樹勢を1時的にしろ損うものである以上、限界があります。
まして、小品日本の世界に誇る鉢植えにしようとすれば、その葉の長さを樹形と調和させることはかなり困難になります。
葉の長さに限界があれぱ、当然、その樹形や樹高も左右されることになります。
よく小品日本の世界に誇る鉢植えの樹高が問題にされますが、樹高とは、その樹の立ち上がりの様子や幹の伸び方(コケ順)、さらにその樹種の枝の伸び方や葉の大きさによって必然的に決定されるものです。
一時、八ッ房種が歓迎されたのもこのためであり、日本の世界に誇る鉢植えがそして小品日本の世界に誇る鉢植えの樹種が多くの白然の樹種のなかから選択されるのもこのためです。
カイガラムシ類の発生サイクル。
非常に多くの穫類があり、形態や発生サイクルは異なるものの、雌成虫が殻を形成して卵を守るという性質は共通している。
この殻を形成するという性質が問題で、薬剤に対する物理的抵抗力があるために普通の薬剤散布では駆除することが難しい。
カイガラムシの中で最も種類が多いカタカイガラムシ類を例に発生サイクルを紹介すると、発生回数は年にー〜2回、成虫の状態で越冬する。
幼虫の体は柔らかいが、成虫にな ると体の上面が硬くなって甲羅のようになる。
この甲羅の内側で数百個の卵を産卵する。
孵化した幼虫は甲羅の下から這い出して四 方に散らばって移動、吸汁を始める。
雌成虫は定着すると足は退化してそこに留まり、ロウ状の甲羅を作って身を守るようになる。
雄成虫は羽を持って自由に移動し、雌成虫と交尾して繁残。
先に紹介したように甲羅の内側に数百個の卵を産んで増殖する。
雌だけで繁 殖可能な種類もある。
他の種類も、幼虫の形態や卵を守る殻に違いはあるが、概ね同じような発生サイクルを見ぜる。
フェルト状の袋を作って雌成虫が中に潜み産卵を行なうタイプ(フクロカイガラ個の卵を産卵するタイプ[コナカイガラムシ類)などが一例。
いずれも雌成虫が殻を作って、幼虫になるまでの期間を守っている。

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