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樹高が小さくなるほど、造形上の繊細さが要求されると述べましまが、その樹種、その樹の幹の形態に適した大きさのうちで、もっともものを目指すとき、その傾向はいっそう強くなります。 素材の、日本の世界に誇る鉢植えとしての美を表現する限界の小ささを越えたとき、それはミニチュア趣味になります。 例は適切ではありませんが、ウイスキーのミニチュアボトルがありますが、これは酒を飲むという本来の用のために作られたものではなく、小さいことだけが価値をもつものです。 小品日本の世界に誇る鉢植えというワクを限定する必要はありませんが、豆鉢にマッチ棒大の樹木を植えて楽しむのはミニチュアであり、その領域はここでいう小品日本の世界に誇る鉢植えとは本質的に異なります。 |