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レオ


レオ

褐葉を起こす色素は、タンニン系の物質で、アントシアンと同じく、糖分が変化して、あらたに伯り出されるものであるとされています。
そして、褐葉といっても、その色調はさまざまで、これは、すでに説明したような紅、黄葉現象を起こす、アントシアンやカロスチノイドが同時に関係しているためと考えられます。
また、作り出されるタンニン系の色素の多少によっても、その色調に変化が生じることはいうまでもありません。
美しい紅(黄)葉が起きるには 以上、紅葉や黄葉現象が起こる原因について説明しましたが、それでは、どういった条件にあるとき、美しい紅葉や黄葉が見られるのでしょうか。
まず、紅葉では、多量にアントシアンが生成されることです。
黄葉では、急激に葉緑素が分解されれぱ、美しい紅葉、あるいは黄葉になることは、これまでの説明からもうなずけます。
したがって、秋になって、葉の機能が衰えつつも、日中は十分に日光に当って光合成が活発に行われ、炭水化物(糖分)をできるだけ多く葉に蓄積させ、 一方、夜間は、気温が低くなって、呼吸作用が抑制され、蓄積された炭水化物(糖分)の消耗をできるだけ少なくし、また、離層の形成が進んでも葉が枯れにくいように空中温度が高い状態にあることが美しい紅葉を起こすための条件といえます。
そして、秋になっても、気温の低下が顕著に現われないときは、葉緑素の分解が急激になされないために、美しい黄葉はもちろん、美しい紅葉も期待できないことが、理論的には説明されます。
アブラムシの発生のサイクル。
新葉が開くと幹の表面や芽の隙間に産卵した卵が腱化し。
新茅や新葉に寄生する。
幼虫は一週間から10日で成虫となって幼虫を産むので、短期間で集団ができあがる。
雌単独での繁殖が可能で、春ト秋に生まれるものはすぺて雌。
また、この時期は卵ではなく幼虫の状態で毎日3〜5匹を産み続ける。
冬期の寒さには耐えることができないので、温暖な地域を除いて冬場は死滅してしまう。
そのため秋になると雄が産まれ、この雄と交尾した雌は幼虫ではなく卵を産む。
卵の状態で越冬したものは新芽が開くと同時に孵化し、再び葉から養分を吸汁しながら増殖を繰り返す。
予防・繁殖を抑えるコツ。
短期間で繁殖を繰り返すので、発生初期に有効薬剤を散布して駆除するしかない。
虫の発生に気付いて「そのうちに」と恩っていると、すぐに集団を形成して被害を拡大させてしまう。
見つけた瞬間に指で潰すか、エアゾールタイブの薬剤も効果的。
発生初期の3月〜4月に展着剤を加えた薬剤散布を、7〜10日間隔で3回程度散布するのも有効である。
薬剤散布は葉裏を狙って丁寧に行なうこと。
中途半端に行なっても全減しなけれぱそれを足がかりに増えてくるので、注意したい。
参考までに、テントウムシはアブラムシを食ぺるので、アブラムシ駆除には大いに役立つ。
テントウムシがいる時は薬剤散布を少し養えて様子を見ても良い。

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