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レオ


レオ

秋になって、紅(黄)葉した葉は、秋が深まるにつれて、しだいに落葉するようになります。
紅葉の開始から、落葉の開始までの期間は、樹種や環境などによって差がありますが、およそ20〜3J目とみなすことができます。
さて、前にも少しふれましたが、落葉現象は、葉と茎の境に、離層が形成されることによって起こります。
この離層は、葉の葉柄と茎とを接着している二ー三層の細胞がほとんど消減する現象をいい、したがって、葉は、茎に付着することができなくなって、落葉してしまいます。
樹種や生育環境によっても異なりますが、この離層の形成は、落葉する数日〜数週間前に始まると言われています。
急に離層が形成されて落葉してしまうものでは、すでに説明した、紅葉のしくみからすると、実際には紅葉は起こりにくいと考えることができます。
したがって、美しい紅葉現象を呈する樹種においては、離層は、落葉する時点よりも、かなり以前(数週間を限度として)にその形成が進行しています。
そのために炭水化物(糖分)が葉に過剰に蓄積されることによって、アントシアンが多量に作られていると判断されます。
フユノ八ナワラビの胞子葉は黄色味を帯び、力タヒバも別名コカネシタというように黄葉しますから、冬に暖かみある姿を見せてくれます。
玄関先や応接間などで、こんな山野草のひと鉢と出会えればお客さんもきっと心暖まる思いがされることでしょう。
培養・作業フユノ八ナワラビはこれまで登場してきた山野草の中ではやや持ち込みが難しい草と一三目えます。
夏場は地上部が消えてしまうために、うっかりすると忘れて失くしてしまう場合があります。
また、年中[口なたに置いておく必要があり、冬は風よけをしてやらねばなりません。
日照に留意するとともに水排けよく作ってやることが大事です。
肥料は春ー普通、夏11少なめ、秋11多めに与えてやります。
他はいずれも作りやすい草ですので、フユノ八ナワラビを基準に培養を考えていけばよいでしょう。
シバの葉を細かく作るには刈り込みをまめに行なえばよいでしょう。
力タヒバについても同様のことが言えます。

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