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ここで採り上げる紅黄葉を楽しむ雑木類の大半は、高木類に属します。 ですから剪定の際、下枝を無理して切りすぎてしまうと、大切な一の枝や二の枝などの後枝を枯らしてしまいかねません。 不要枝はいつ切る? 実際に勇定作業を行うとき、不要と思われる枝を切るのに、一気に枝の付け根から切除するのは避けるようにします。 不要と思われる枝であっても、まず枝先に近いところから徐々に切ワつめ、ほんとうに要らないかどうかを確認しながら行うようにします。 もったいない、あるいは思い切りの悪さから切らなすぎるのはよくありませんが、切り過ぎはもっと問題です。 また、適期だからといって一時にすべてを整える必要もありませんから、時期を分けて、少しずつ段階をふんで剪定してもよいわけです。 いったん途中まで剪定したものを、数日おいてふたたび手がけると思わぬ新しい発見ができる場合があるからです。 とくに、一度に強い剪定をすると木を痛める恐れがあり注意したいのは、八房性のものです。 一般的に、本来樹性が強健で、充分な肥培によって樹勢ののった樹であれぱ、深切りしても大丈夫ですが、樹性がそれほど強くないものについては、剪定を数度に分けて行うほうが安全です。 |