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レオ


レオ

剪定は樹勢をつけて、 剪定の適期については樹種により、またその地方の気候によっても異なります。
さらに、太枝を剪定する場合と細い枝先を剪定する場合、新梢を生長期に剪定する場合もありますから一概にはいえません。
ただ注意しなけれぱならないのはいくら剪定の適期とはいっても、もともと生育が不良だったり、病害虫に葉がおかされて充分な養分の蓄積ができていないために、樹勢が衰えている木を深切12することは避けなけれぱなりません。
樹勢の弱っている盆樹にさらに剪 定という負担を強いると、盆樹その ものを枯らすことになりかねません。
切る前に枝の強弱を知ろう、 樹木には、樹芯が直上する性質をもつ高木類と、根元から多くの芽を出し叢状の樹形を示す灌木類があります。
この二種の性質をもつ樹木類は、それぞれ枝の強さも異なります。
前者の高木類では、一般に樹芯部つまり上部の枝ほど勢いが強く、下方の枝ほど弱い性質を示します。
後者の灌木類ではこの逆の性質があります。
ごく弱い枝では、ある程度芽数(11葉)を残して力をつけます。
それから段階を追って強くなるにつれ、芽数(ー葉)を減らしていく訳です。
次の段階の枝では、新芽を2芽あるいは1芽にすかし、残した新芽を1節だけ残して切りつめる勇定法 (2芽2葉、1芽2葉残し)を。
さらに強い枝では、新芽の軸をわずかに残して切ります(元葉止め)。
そしてごく強い枝では、古軸の途中まで切りつめてしまう古軸切りを行ないます。
そして剪定時にもうひとつ留意したいのは、さつきは下枝が強く、樹冠部が弱いという性質をもつこと。
樹冠部にはある程度芽数を残して、カを持たせるようにしましょう。
教材の樹は接ぎ木が多く施されていることもあり、ほとんど手が入れられていない状態でした。
著しくついてしまった強弱差をなくし、小品としての大きさをつくっておくのに、少々深めの切り込みを要します。
力をつけておきたい枝には古葉を、ごく弱い枝では新芽も数芽残し、全体的には古軸切リ中心の剪定を行ないました。
特に強い部分は、軸を深めに切リ込んであります。
さつきの花後の剪定(小品)は、花が終わる前(6月中旬頃)に行なうのが理想。
深切リするなら早目に、軽い剪定なら、6月下旬頃でもOK.。

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