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レオ


レオ

白然樹の場合には樹齢を経るにしたがって、繁茂した枝白身の重さにより、あるいは積雪などによって枝元は水平あるいは下垂するようになります。
しかし盆樹の場合には白重で枝が下がることはあワませんから、入為的に枝を下げる必要があります。
すでに太くなった枝を下げるには、針金かけや枝吊りによらなければなりません。
まだ綱い枝から枝づくりする場合には、芽の出る方向を考慮して剪定をくり返せば、無理な針金かけをしなくても水平に近い枝振りがつくられます。
それには上向きの芽を残さず、できるだけ水平に伸びる芽を残すようにします。
大切な剪定後の保護、 剪定作業は、樹にかなり負担を強いるものですから、太い枝を切り落としたり、全体に深切りをした場合には、剪定後の保護が必要になります。
とくに太枝を切ワ落した跡の傷口を風にさらしておくと、焼けが入ったり腐ってしまったりします。
剪定の適期は、落葉直後です。
ただし、ブナのようにユズリ葉を観賞する樹種については、止むを得ず、2月下旬頃に枯れ葉をむしってから剪定します。
とくに時期に注意を要する樹種はモミジです。
モミジは枝を切られると樹液をふきやすく、剪定の前にためし切りして様子を見る必要があります。
もし樹液がふいたら春の植え替え適期まで待たなけれぱなりません。
まず根を切り、それから剪定して植え替えます。
仕立て方のコース 百日紅は小吊盆栽用に作り込まれた素材は希少なので、園芸センターなどで鉢植えを購入し、小さく切りつめて作り直すのが近道。
低い位置に生じた芽当たりを頼りに思いきって10pほどに切りつめ、根も上部に見合うように深切りします。
そして、檀え付けの際は立ち上がりに一曲できるように斜めにするのがポイント。
左の樹は2年ほど前に鉢植えから作り直したものですが、もう一入前の盆栽のように枝ができ、花を楽しませてくれます。
ところで、不要となった鉢植えの上部もそのまま捨ててしまってぼいけません。
百日紅の梗は地面に落ちただけでも発根するほどですから、この特性を利用して挿し木しましょう。
新梢はもちろん、古枝の活着率も高いので、単幹用、双幹用、多幹用など、いろいろなタイプの挿し穂が採れます。
生長期ならいつでも挿し木可能で、用士もとくに選びません。
また、百日紅は根伏せもできますから、一表土からー〜2pほど出して埋め.発芽するまで水苔で覆っておくようにします℃ そのほか、取り木も可能。
適期は5円下旬〜7円上旬頃です。

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