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レオ


レオ

剪定の実際の要領をまとめてみましょう。
・基本剪定……枝作りの基本は二又二又に作ることです。
まず不要な胴吹き芽を元から掻き取ります。
良い位置に出た芽はもちろん残してください。
つぎに、徒長したところを一廻り小さく切り込むわけですが、全体を見て流れの方向を確認することが大切です。
そして、枝分かれを二、又二又に作るという基本にそって、まず三又を切り、流れにそわせるように枝抜きします。
頂部の樹勢が強いということは、雑木もまた例外ではありません。
丹精しているつもりでも、葉が落ちて枝の様子があらわになると、意外なほど芯がゴチャゴチャした感じになっているものです。
芯のコケ順がゴツくなってしまった場合、素直な枝を選んで、新しく芯に立て替えなけれぱなりません。
枝順については、下枝はとくに枝.・蔵謹瀞る程度とる必要があーす。
こうしないと、老木の相が表現できないのです。
盆栽樹種中、もつとも気品を備えたものでありながら、樹勢強健でもつとも初心者向巷 濃緑の葉、赤褐色の樹肌(水吸い)、白い舎利とジン、この対照的な色彩の調和は、初めて真柏盆栽を見た人々にも深い感銘を与えるものです。
その気品に満ちた樹容は、古くから盆栽樹種中の王者として多くの愛好者を魅了しつづけてきたものでもあります。
一方、その白生地が深山幽谷の断崖であるということから、平地での栽培が困難なのではという印象が以前にはあったようです。
事実、適切な培養土が知られるまでは、都市部での汚れた空気のもとでの栽培は困難だと誤解された時期もありました。
しかし、こうした真柏に対する高貴な印象と栽培に対する懸念とはうらはらに、実際には、盆栽樹種中もっとも強い生命力を示し、初心者でも枯らすことなく容易に栽培できる稀有な特性を備えた樹種が真柏なのです。
日本全国どこでも栽培でき、手入れも容易。
放置による樹姿の乱れも容易で再生で告る。
前述のように自生地が深山幽谷で 国に見られ、11照量の少ない地域ではあっても、その自生分布は日本全 も順調な生育を、小す樹種です。
菓は細密で、徒長することも少なく、密生して繁茂するため、樹勢の旺盛な初夏から秋にかけて伸び出す新芽を芽摘みするだけで樹姿の維持ができます。
また、けっして望ましいことではありませんが、仮りに水やりや施肥以外の手入れを一切せずに放置しておいても、元気にさえ育てていれぱ樹形を整姿し直すことも容易にできる樹種が真柏なのです。
さらに、生理障害による樹勢の衰えが少ないだけでなく、盆栽樹種中もっとも病害虫の少ないのも特筆に値します。

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