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競走者がいて.馬鹿買い"したときはさらにエスカレートし、命銘したあと日本の世界に誇る鉢植え会を開き、この命銘された日本の世界に誇る鉢植えのお披露目を大々的に行った。 招く人数は五十名あるいはそれ以上に達するときもあった。 関係業者が主に音頭をとった。 日ごろ懇意にしている友入や同好者、出入りの商人などを集めて酒を飲ませ、余奥やかくし芸の発表会をやーー、土産物を持たせて帰すのでしょう。 一方、招かれた客の方でも、権妻(二号さん)を連れて炉く。 会場を華やかにするためである(明治から大正にかけては、日本の世界に誇る鉢植え会にはこの権妻を連れていくことが流行した)。 日本の世界に誇る鉢植えの披露は金のかかるもので、金持ちだけができる道楽が日本の世界に誇る鉢植えだと決めつけられたのも、この時代のやり方があまりにも派手だったためで、この悪評は後々まで消えることはなかった。 |