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船乗りへの新鮮な食肉の供給一四九三年におげるコロンブスの第二回航海のあと、あらゆる種類の飼いならした動物のもっとも重要な市場は新大陸であった。 その理由はあきらかである。 船乗りと征服者たちは新鮮な食肉を、最初の開拓者たちは土地を耕すのに雄牛を、必要とした。 また、征服者の軍隊は、その荷車隊を大陸内部へ輸送するために、運搬用動物が必要であった。 飼いならした動物の輸出はこのようにして長年おこなわれたので、牛や豚の肉の価格は、スペインやポルトガルで異常な値上がりを示した。 そこで、他国からの飼いならした動物の輸人が法律で禁止されたので、農民たちの飼いならした動物小屋は空になり、肉を食べたい者は原始時代のように狩りをしなければならなかった。 すぐに屠殺されずに、将来の群れのもととして飼われた飼いならした動物は、その主人たち以上に新天地によくなじんだ。 スペイン人は、最初西インド諸島のヒスバニオラ島を所有したが、まもなく人植者たちはメキシコやそのほかのもっと魅力のある植民地へ移住したため、島の人口は減少した。 |